2014年8月10日放映の「奇跡の地球物語」の中で弊社顧問 成瀬宇平が青ウナギの餌となるアナジャコのコメントをしている。
幻の天然ウナギである児島湾の青ウナギは、児島湾干潟で生息するアナジャコを餌とするため、脂がのり、ふっくらと淡水ウナギに比べると大きく、色が青いと言われている。
この幻の青ウナギを捕るには、餌のアナジャコが生息する干潟を守らなければならない。
穴ジャコを餌にするから、幻の青ウナギが生息できる。
しかしながら、日本の干潟はどんどん消えつつある。
餌が生息できなくなる。
すると、それを餌にする青ウナギも当然生息できない。
美味しいウナギを食べるためには、まず地球環境を整えなければならず、児島湾の漁師は現在防波堤を作り、干潟を守り始めている。
自然に漁ができた頃と異なり、生体環境を守ることが従来の漁ができる基本である。
この幻の青ウナギは200個の仕掛けをはっても、一回の漁で15匹も捕れたら大漁と言われているほど捕るのが難しい。
幻と言われる所以である。
捕れた青ウナギを日本橋「いづもや」で調理し店主岩本氏が食したコメントが「児島湾でとれる幻の青ウナギが大きく・美味しく・脂がのっているのは、甲殻類の餌を食べているからではないだろうか?」と成瀬顧問同様の回答であった。
庶民の口に入るくらい青ウナギが捕れるためには、児島湾干潟を守り、穴ジャコが沢山生息できる環境になり、それを餌にする青ウナギも元気に生息してほしいものである。
(奇跡の地球物語より)
文責:小堺化学工業㈱ 広報担当 小堺ひとみ