◆開催日
2010年9月15日(水)
◆テーマ
「ラー油ブームにモノ申す」魚柄仁之助(食文化研究家)
◆講師
魚柄仁之助(食文化研究家)
※プロフィール
大学で農業を学び、1994年「うおつか流台所リストラ術」がベストセラーに。以降、安上がりで安全な食生活を提言し続ける一方、日本人の食文化の変遷を研究中。
http://.www.ne.jp/asahi/uotuka/official/
著書:「ひと月9000円の快適食生活」、「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」、「明るい食品偽装入門」、マンガ「おかわり飯蔵」の原作者
9月21日発刊の「ラー油はラー油でも生(ナマ)辣油(ラーユ)の本」についての内容説明
生(ナマ)辣油(ラーユ)という新しい香味油のジャンルを確立
◆最近のラー油ブームに一言
昔から手作りのラー油を作っていたが、ゴーグルとマスクは必須アイテムであった。
加熱する事により、油が酸化する。
その点、生ラー油は漬け込むだけなので加熱していない分酸化し辛い。
唐辛子は、辛くないほうがアミノ酸も多く含まれる。
カラカラに干した方が、よりうま味がでる。
そこで、生辣油(ラーユ)をお薦めする。
《5分で作れる生辣油》
乾燥唐辛子(原型または輪切り)+香りつけ具財(クコの実、シソ、ニンニク、生姜など) を広口瓶の半分まで詰め込む。
↓
ゴマ油、ナタネ油、オリーブ油 など自分の好みの油を瓶の上まで注ぐ。
↓
蓋をしっかり閉めた広口瓶をよくフリそのままで冷暗所で保管。
唐辛子の切り方、種類、油などにより1ヶ月から6ヶ月で美味しい生辣油が簡単に完成する。
一番大切なのは油で、化学薬品などを使わない「玉締めしぼり」製法のゴマ油がお勧め。
加熱しない「生辣油」だからこそ、油を酸化させず高品質な風味をずーっと楽しむ事ができるそだ。