「宇平さんの独り言」で、コーヒーのカフェインの薬理作用について述べたので、ここでは食品添加物としてのカフェインについて述べる。
カフェインは苦味を美味しいと感じることから、医薬品であると同時に、食品添加物としても承認されている。
コーヒーは、毎日飲用するという習慣性は、苦味のせいであるといわれている。
その強い習慣性はコーヒーに含まれるカフェインではなく、深煎り豆独特の苦味と考えられている。
カフェインのほかにアルカロイド類である。
カフェインは食品添加物としては苦味の付与または増強による味覚の向上または改善のために利用されるものとして許可されている。
表示は苦味成分としなっている。
食品添加物としてのカフェインは、アカネ科コーヒーの種子(コーヒー豆)またはツバキ科チャの葉より、水または二酸化炭素で抽出し、分離、精製して得たものが苦味料として使われている。
主成分はカフェインで、コーヒー、コーラ、ココア、緑茶に使われている。
コーヒー、お茶を毎日飲用し、野菜、果物を食べ、運動をし理想体重を維持するなら、ガン(肝臓ガン、すい臓ガンなど)によるリスクを予防することができることが、疫学的に調べられている。
文責:成瀬宇平