◆開催日時
2013年7月3日(水)18:30~20:30
◆テーマ
『浮世絵から見た江戸時代』
◆講 師
株式会社伊場仙 十四代目 当主 吉田誠男氏
◆概 要
天正18(1590)年に創業(初代の生誕年としている)し、今年で423年の日本橋最古の老舗の伊場仙は、創業当時は、和紙・竹製品等の幕府御用達で、江戸後期より団扇浮世絵を扱い始め、初代豊国・国芳・広重等の版元として「伊場屋」の名を江戸市中に広め、現在では「伊場仙版」の絵を大英博物館・ボストン美術館・メトロポリタン美術館等の海外の美術館で見ることができます。
江戸時代の版元と浮世絵師の関係などもお伺いました。
伊場仙の団扇にある浮世絵は、隠し絵とされ春画などそのものズバリ描かれるものではなく、その絵から想像出来る大変機知に富んでいる春画のひとつでもあり、当日は皆様のお土産に特注の団扇をお持ち帰りいただき、参加者は江戸団扇の風情を楽しんでいました。
また、吉田社長は専攻が原子力工学のご専門であり、老舗を継承された時の心情や秘話、また日本橋の未来に向けての積極的な街づくりの活動について等を伊場仙のセミナールームをお借りして、60名近い参加者でいつもとは違う迫力のある勉強会となりました。
リンク:伊場仙セミナールーム
軽食:かやば町 鳥徳
リンク:鳥徳
お土産:浮世絵江戸団扇(伝承会オリジナル)
サイト:伊場仙