第32回「お江戸日本橋伝承会」(染道楽 にしきや) 2014.7 
◆開催日時
2014年7月2日(水) 18:30~20:30

◆開催会場
小堺化学工業株式会社 本社 3F 会議室

◆テーマ
ー亡き小林次郎を偲んでー
『悉皆屋が学校の先生になるまで』

※藍の生葉叩き染め体験

a0135894_11463814.jpg


◆講 師
染道楽 にしきや 小林しのぶ氏

a0135894_11352534.jpg

◆概 要
昨年10月に脳出血でこの世を去った故小林次郎氏の長女である小林しのぶ氏を講師に迎え、悉皆屋という功績は、どうしても伝承する価値があると思えたので、まだ悲しみが冷めやらぬ年明けにお店へ伺い、お線香をあげさせていただき、悉皆屋を伝承すべきという旨をお伝えし、「眞実を語れるのは身近なご家族」と故小林氏はこの世にいらっしゃらないが是非講演をしていただき、皆様に伝承して頂ければと今回の伝承会が実現しました。
故小林氏が、工房で育てている藍の生葉が7月が最盛期なのでこの時期に選ばれた「藍の叩き染め」も、彼の意思と思え、参加者でハンマー片手に染めを体験することができました。

故小林次郎は、「悉皆(シッカイ)」を一生の仕事とした数少ない一人でした。
生前の小林氏は「着物の世界にはその道一筋の職方さんが多くいるが、一人ひとりが最高の技術を発揮したからといって最高の着物はできない。生地選び、模様の付け方、色との相性など、着物作りをトータルに見る人がいないと良い物は生まれない。」と語り、お客様の心を一番に考え、着物や帯を創ってきた悉皆屋の話を伺いながら・・
また、この他に染物職人、小中学校で藍染・道徳の先生といった顔も持っていらした素顔を、小林しのぶ氏に伺いました。

《悉皆屋(しっかいや)とは?》

江戸時代、大坂で染め物・洗い張りなどの注文を取り、京都の専門店に取り次ぐことを業とした者。転じて、染め物や洗い張りを職業とする人。
『しみ抜き、カビ取り、染め、染め直し、洗い張り、染め抜き、小紋染め、紋入れ,色ハケ、仕立、湯のし、湯通し』を職とする。


《藍の生葉叩き染め体験》

藍の生葉をハンカチに挟み、デザインを考えながら、ハンマーで葉脈を残し、色素を転写する「藍の生葉の叩き染め」を体験しました。
藍の葉は、生きていて空気に触れると色素が酸化し、色が黄緑から青緑へと変化します。
叩き染めは、藍の葉のみが可能な染色です。
生きている葉を、ちぎり直後に染める。
たかが染色なのですが、参加者は感動を覚えました。
各自、育成用の藍を持ち帰り、水耕栽培で根を出し、プランター等に植え、葉を育て何度でも生葉で染色ができます。夏には白やピンクの藍の花を愛で、花が終わりましたら、種を取り来年の3月頃にまた植えていただきますと、翌年にまた藍を育てることができます。これも、染物屋さんからの伝承なのです。

a0135894_11361584.jpg


a0135894_11364334.jpg


a0135894_1137277.jpg


a0135894_11455668.jpg

藍の葉は、枯れても茶色にならず、この黒い部分が藍色の色素なのです。

a0135894_11384262.jpg


a0135894_11392770.jpg


本日のお弁当は、人形町名物 BROTHER'Sのハンバーガー

二次会は、オムチャントーンでの交流会でした。


リンク:布礼愛工房

a0135894_11415482.jpg



a0135894_11471981.jpg


a0135894_11474338.jpg

皆それぞれに素晴らしい作品で、山田平安堂の山田社長は会社のロゴを染めました!!
[PR]
by kosakai_blog | 2014-07-15 18:18 | お江戸日本橋伝承会
<< 第23回 MNC勉強会 (於:... 2014年実施 食品表示検定試... >>



コラムや社内行事の模様をお伝えします。
by kosakai_blog
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
全体
添加物歳時記
調味料のいろは
今月の酒の肴
食のサロン
お江戸日本橋伝承会
社長の呟き
室長の囁き
イベント
社会奉仕
有資格者
アスリート
コーヒーブレイク
MNC(みんなのネットワーク)
ABOの会
その他
伝習会・交流会
食のこぼれ話
知識のとびら
以前の記事
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 04月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2007年 11月
2007年 09月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2005年 10月
2005年 03月
2004年 02月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
Copyright (C) KOSAKAI CHEMICAL INDUSTRY. All rights reserved.