◆開催日時:2016年11月2日(水曜日)18:30~20:30
◆場 所:小堺化学工業株式会社 B1MPホール
◆テーマ:『江戸の食と酒のよもやま話~江戸の町で広まった外飲食』
◆講 師:民俗学者・旅の文化研究所所長 神崎宣武氏
◆概 要:
今回は、「江戸時代の食とお酒」のお話でした。
神崎宣武氏は、旅の文化研究所所長として国内外の民族調査・研究、陶磁器を研究し民具の収集が最終的に食文化の研究へ展開されたり、郷里では岡山県宇佐八幡神社宮司様でもあり、文化庁文化審議会専門委員をされたりと沢山の顔を見せてくださいます。
沢山の著書の中から「食と酒」をメインテーマにご登壇頂きました。
江戸も元禄(1688-1704年)のころから、社会・経済が安定します。
とくに、江戸っ子たちは、「宵越しの銭(かね)はもたぬ」と粋がったごとくに、飲食や遊山(ゆさん)に興じることしばしば。
その飲食は、外食形態で発達をみます。
屋台から居酒屋に、あるいは料理屋に。
しかし、「ふだんの酒は正二合」といったように、そこにもケ(日常)とハレ(非日常)とのめりはりがありました。
ハレの場では、飲食にあわせて芸能も発達します。
今回は、食と酒、それに芸を通しての「江戸がえり」を試みます。
2016年最後の伝承会に相応しい江戸文化をたっぷり伺いました。