2009年7月19日の夕方に、都内で見事な虹を見ることができました。
5~6分の自然が織り成す不思議な現象で神秘的な贈り物の様でした。
人々は空を見上げ立ち止まり、携帯電話を片手に撮影が始まっておりました。
虹の橋の端が地面に接する所には黄金が埋まっているという言い伝えもあるようで、昔の人々は、どんな思いでこの虹を見たことでしょう。
さらに、虹は人間の世界と神の世界とを結ぶ架け橋で、その橋の向こうには理想郷があるという言い伝えもあります。
現実的には、太洋と反対側に浮かぶ雨粒がプリズムの役目をして、入射した光が雨粒の中で屈折して光分光して色が分かれる現象です。
一般的には、視半径40~42度の円弧の主虹と視半径51~53度の副虹があり、この日の虹はよくご覧になると副虹も見ることが出来ました。
面白い事に、この主虹の色と副虹の色の並び方が反対に並んでいるのがお気づきでしたか?
また虹の色は何色と思われますか?
日本やフランスは7色、アメリカイギリスは6色ドイツは5色と見る人々やお国柄により異なった数なのです。
色は連続的に変化しているために、国や文化によって受け止める違いがあるようです。
しかし、やはり七色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)の虹が日本人には一番合っているのではないでしょうか?
(文責:小堺ひとみ)