2011年 02月 14日 ( 1 )
室長の囁き その9 《Dialog in the Dark 体験記》
2011年2月11日(金)
私は、かねてから是非体験してみたいと思っていたDID(Dialog in the Dark TOKYO)をついに初体験して参りました。
休日はいつも予約で一杯で、なかなか実行できなかった「みえない。 が、みえる! まっくらやみのエンターテイメント Dialog in the Dark TOKYO」のチケットを幸運にもこの連休に予約できました。
当日は、なんと東京に雪が降り寒いながらも気分はワクワク、でも暗闇の世界はどんなだろうと不安も抱きながらの体験でした。
参加のきっかけは、商工会議所の講演でもあり、また実家が眼科医であった環境も視覚障害者に関心を抱く要因でありました。

会場に集合しドキドキしながら、これから始まる90分の説明を聞き、この暗闇の世界では身なりや容姿・性別・障害・国籍も地位も声以外は何の役には立たない事を再確認しました。
初対面の8名はまず自己紹介、お互いにニックネームと声を確認、白い杖と暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者のちくわさん)の声だけが頼りの僅か8名のためのイベントが始まりました。
真っ暗闇で、単に視覚障害者の体験かと思いきや、バレンタインがテーマの暗闇ピクニックでした。
最初は不安であった暗闇でしたが、目をどんなに開いても何にも見えず、草の香り・水の音・地面の不安定さ、伝達ゲームのように次の人に現況を伝え皆で無事丸太橋を声だけを頼りに渡りきり、また隣の人の名をひたすら確認したり、声だけでボール遊びやパズルができ、見えないアテンドを見失わず探す所作全てを声に出すことで可能になる経験は心を大きく開放してくれました。
20代が多い構成のグループでしたので、とても明るい性格の方々と暗闇では旧友のようにとても話しがはずみ、初対面という壁を感じることなく、声と身体に触れる事で安心感を得たり、日常では味わう事ができない体験でした。
声を掛け合い様々なシーンを皆で体験し、クリアしたメンバーはカフェでワインやコーヒーをいただける事に、そこでも各自お財布から支払うコインを出すのがまた一苦労、見えるということがいかに当たり前では無い事を実感し、私の能力では500円コインはありがたい存在でした。
視覚に頼らずに、聴覚・嗅覚・触覚で行動する事の大変さ、しかしそれを乗り越えるとなんと心地よい世界なのかを実体験できた貴重な90分でした。

このDIDでの体験は、単に「行ってきました。」だけではなく、暗闇でなくても仲間がいればお互いに会話による情報交換の大切さや視覚により差別をする事の愚かさ、視覚がないための五感の豊かさを体験できたと思いました。

そして、何よりも暗闇の中では皆平等であり、むしろアテンド無しに1歩も前に進めない健常人である事を実感しました。
今後、DIDが社会に根付く事で、視覚障害者が暗闇のエキスパートとして活躍できる場所が日本中にたくさん増えていく社会になって欲しいと強く感じた瞬間でした。

皆様も体験され、人生観を変えてみませんか?

                                                    文責:小堺ひとみ

サイト:Dialog in the Dark TOKYO
サイト:Dialog in the Dark TOKYO 特集動画
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by kosakai_blog | 2011-02-14 14:42 | 室長の囁き



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