カテゴリ:お江戸日本橋伝承会( 53 )
第32回「お江戸日本橋伝承会」(染道楽 にしきや) 2014.7 
◆開催日時
2014年7月2日(水) 18:30~20:30

◆開催会場
小堺化学工業株式会社 本社 3F 会議室

◆テーマ
ー亡き小林次郎を偲んでー
『悉皆屋が学校の先生になるまで』

※藍の生葉叩き染め体験

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◆講 師
染道楽 にしきや 小林しのぶ氏

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◆概 要
昨年10月に脳出血でこの世を去った故小林次郎氏の長女である小林しのぶ氏を講師に迎え、悉皆屋という功績は、どうしても伝承する価値があると思えたので、まだ悲しみが冷めやらぬ年明けにお店へ伺い、お線香をあげさせていただき、悉皆屋を伝承すべきという旨をお伝えし、「眞実を語れるのは身近なご家族」と故小林氏はこの世にいらっしゃらないが是非講演をしていただき、皆様に伝承して頂ければと今回の伝承会が実現しました。
故小林氏が、工房で育てている藍の生葉が7月が最盛期なのでこの時期に選ばれた「藍の叩き染め」も、彼の意思と思え、参加者でハンマー片手に染めを体験することができました。

故小林次郎は、「悉皆(シッカイ)」を一生の仕事とした数少ない一人でした。
生前の小林氏は「着物の世界にはその道一筋の職方さんが多くいるが、一人ひとりが最高の技術を発揮したからといって最高の着物はできない。生地選び、模様の付け方、色との相性など、着物作りをトータルに見る人がいないと良い物は生まれない。」と語り、お客様の心を一番に考え、着物や帯を創ってきた悉皆屋の話を伺いながら・・
また、この他に染物職人、小中学校で藍染・道徳の先生といった顔も持っていらした素顔を、小林しのぶ氏に伺いました。

《悉皆屋(しっかいや)とは?》

江戸時代、大坂で染め物・洗い張りなどの注文を取り、京都の専門店に取り次ぐことを業とした者。転じて、染め物や洗い張りを職業とする人。
『しみ抜き、カビ取り、染め、染め直し、洗い張り、染め抜き、小紋染め、紋入れ,色ハケ、仕立、湯のし、湯通し』を職とする。


《藍の生葉叩き染め体験》

藍の生葉をハンカチに挟み、デザインを考えながら、ハンマーで葉脈を残し、色素を転写する「藍の生葉の叩き染め」を体験しました。
藍の葉は、生きていて空気に触れると色素が酸化し、色が黄緑から青緑へと変化します。
叩き染めは、藍の葉のみが可能な染色です。
生きている葉を、ちぎり直後に染める。
たかが染色なのですが、参加者は感動を覚えました。
各自、育成用の藍を持ち帰り、水耕栽培で根を出し、プランター等に植え、葉を育て何度でも生葉で染色ができます。夏には白やピンクの藍の花を愛で、花が終わりましたら、種を取り来年の3月頃にまた植えていただきますと、翌年にまた藍を育てることができます。これも、染物屋さんからの伝承なのです。

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藍の葉は、枯れても茶色にならず、この黒い部分が藍色の色素なのです。

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本日のお弁当は、人形町名物 BROTHER'Sのハンバーガー

二次会は、オムチャントーンでの交流会でした。


リンク:布礼愛工房

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皆それぞれに素晴らしい作品で、山田平安堂の山田社長は会社のロゴを染めました!!
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by kosakai_blog | 2014-07-15 18:18 | お江戸日本橋伝承会
2014年 第31回「お江戸日本橋伝承会(野崎洋光氏)」 於:本社3F 会議室
◆開催日時
2014年6月11日(水) 18:30~20:30

◆テーマ
『江戸は何故、醤油文化なのか』

◆講 師
分とく山 総料理長 野崎洋光氏

◆概 要
野崎洋光氏は、福島県出身で武蔵野栄養専門学校を卒業後、東京グランドホテルを経て八芳園、1980年西麻布の「とく山」の料理長に就任。
1989年西麻布に日本料理店「分とく山」を開店し、総料理長となる。
2004年、「分とく山」が南麻布に移転。
現在は、西麻布「とく山」・南麻布「分とく山」本店・ホテルインターコンチネンタル東京ベイ・伊勢丹新宿店の4店舗の総料理長として活躍中。
2004年のアテネオリンピックでは、長嶋茂雄監督の依頼により野球日本チームの総料理長を務めた。

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「和食、日本料理の成り立ちはいつの頃からか。」

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昨年12月5日ユネスコ文化遺産として登録されました。
今、日本からクールジャパンとして海外に日本文化を広めようとしていますが、日本人が日本をどれだけ知っているでしょうか。
知っているつもりの姿はとても滑稽です。
酢飯に生の刺身をのせ醤油で食べるのは寿司です。
これが日本文化なのでしょうか。
この中に心がある事を知っているのでしょうか。
器を持ち箸で食べる意味は、ナイフ・フォーク・スプーンで食べる外来の食文化との違いは何か。
そのことに疑問を感じない日本人は、いったいどこの民族なのでしょうか。
世界一進んだ食文化が江戸にあった事を知っていますか。
食に京都1000年の歴史が無いことを知っていますか。
日本の食文化について皆様と考えていけたらと思います。

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本日の「分とく山」特製弁当は・・

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今日の野崎氏を囲んでの記念写真は・・

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二次会の交流会は、残念ながら野崎氏はお仕事で「分とく山」へ・・
「月の桂」の増田徳兵衛氏を囲んで


                                     文責:小堺化学工業㈱ 広報担当 小堺ひとみ
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by kosakai_blog | 2014-06-16 15:31 | お江戸日本橋伝承会
2014年 特別企画 大人の遠足「蔵造りの街・川越と本丸御殿を訪ねる」
今年の大人の遠足は、「蔵造りの街・川越と本丸御殿を訪ねる」として、歴史家の安藤優一郎先生引率のもと小江戸川越の散策を楽しみました。
川越の出身である安藤先生に、なかなか観光では行かない、ちょっと知らない川越の街を引率して頂き、地図を片手に清々しいお天気の中、連休明けの一日を一緒に小江戸散策をし、昼食は川越名物の「深井屋の鰻」を堪能してきました。

日  時:2014年5月10日(土)10時 ー現地集合、現地解散ー

引率者: 安藤優一郎氏

1.講座の趣旨

川越というと小江戸のイメージが強く、蔵造りの街並みや時の鐘が思い浮かびますが、江戸の頃、川越の中心は太田道灌が築城した川越城でした。
近年、その本丸御殿が修復され、見学できるようになりました。まず、蔵造りの街並みや蔵造り資料館を見学しながら粋な江戸情緒に浸りましょう。
その後、川越城に向かい御殿を見学しました。
御殿内部をご案内しながら、お殿様と家臣たちの生活ぶりを解説していただきました。

2.見学コース(参加されなかった方は、是非このコースを回ってみてください。)

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(1)連馨寺(10時10分頃)
キーワード:政繁が母の連馨寺のために創建した寺院

川越城は中世の頃から、関東の要衝として武将たちの熾烈な争奪戦が繰り広げられた城です。
特に後北条氏が関東の覇権を握ることになった川(河)越城の夜戦は有名です。
天文15年(1546)のことです。
その後、川越城は豊臣秀吉の小田原攻めの時まで、北条氏の関東支配の要であり続けますが、川越夜戦の後、城将となったのは大道寺政繁という武将です。
その政繁が母の連馨寺のために創建した寺院が連馨寺です。

(2)蔵造りの町並み(10時30分頃)
キーワード:大正浪漫夢通り・明治26年の大火・山崎家住宅・服部家・大沢家住宅

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大正浪漫夢通りを通って、蔵造りの町並みに進みます。
この辺りは蔵造りの街が立ち並びます。
蔵造りと言っても、実際は明治26年の大火を契機に蔵造りが進みます。
江戸の街でも火災に強い建物として土蔵造りが奨励されましたが、費用が掛かるため、江戸の頃はなかなか普及しませんでした。
そうした事情は川越も同じでした。

(3)時の鐘(10時40分頃)
キーワード:自動鐘つき機

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時の鐘は江戸初期に建設されたものですが、現在は4代目です。明治26年(1893)の大火後、再建されたものです。
高さは16メートル。午前6時・正午・午後3時・午後6時の4回、鐘が鳴らされます。

(4)蔵造り資料館(10時50分)
キーワード:屋号万分(マンブン)・格子窓・煙草商ゆかりの資料・龍吐水・水鉄砲・川越大火焼失範囲図

時の鐘近くには蔵造りの街が立ち並んでいますが、川越が蔵造りの街となったのは意外にも明治に入ってからでした。
明治26年に川越を襲った大火で木造建築は次々と焼失しましたが、蔵造りの建物は焼け残りました。
これを教訓に、木造から蔵造りに切り替える商家が続出します。
こうして川越は蔵造りの街に変身します。
今回はそんな蔵造りの建物の一つを実際に見学します。
この蔵造り資料館は煙草商を営んでいた小山文造が造った蔵を展示している資料館です。

※昼食(11時30分入店予定~12時30分頃まで)
「深井屋」で鰻のコース料理を頂きます。

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(5)中の門堀跡(12時50分)
キーワード:大手門・太田道灌の像・郭町(クルワマチ)

蔵造りの街並みから川越市役所に向かいます。
敷地内には川越城を造った太田道灌の像がありますが、この辺りは、郭町という名前のとおり既に城内でした。
少し歩いていくと、中の門堀跡があらわれます。
最近復元されたものです。

(6)富士見櫓(13時10分)
キーワード:浅間神社・御嶽神社

そのまま道を進んで突き当りの道を南に向かうと、川越高校が左手に見えてきますが、間もなく富士見櫓跡が見えてきます。
川越城には四つの櫓がありましたが、天守閣がなかったため、その一つである富士見櫓が天守閣の代りをつとめていました。

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(7)三芳野神社(13時30分)
キーワード:「通りゃんせ」

富士見櫓を左手にみながら、初雁公園に向かって歩きます。
三芳野神社に向かいます。
この辺りは川越城内ですから、一般の町人などは普段三芳野神社には参詣できませんでした。
通りゃんせという童謡の発祥地といわれますが、御用がない者は通さないという歌詞は、そうしたことを指したものでした。
川越城の鎮守として、寛永元年(1624)に時の川越藩主酒井忠勝により再建されたと伝えられます。

(8)本丸御殿(13時40分)
キーワード:玄関・大広間・家老詰所・ドラマ「仁」の撮影場所

本丸御殿に入ります。
川越藩主とその家族が住んでいた御殿であると同時に、川越藩政を取り仕切る役所でもありました。
嘉永元年(1848)に再建されたものが現存しています。
ただし、かつての御殿のうち現存しているのは玄関と家老詰所と大広間のみです。
大広間では、殿様と家臣の拝謁の儀式が執り行われました。

(9)菓子屋横丁(14時50分頃)
キーワード:札の辻・1mの麩菓子

最後に札の辻に向かいましょう。
その近くには菓子屋横丁があります。
この横丁は元々、養寿院という寺院の門前町の一画で菓子屋を始めた鈴木藤左衛門が菓子を製造したことが始まりです。
その後、関東大震災により被害を受けた東京の代りに、この地で菓子の製造が盛んとなって、菓子屋横丁が誕生したと伝えられています。

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※解散(15時30分頃)
バス停のある札の辻に戻り自由解散します。帰りは東武バスで川越駅まで戻るのが便利です。




講師紹介 :安藤優一郎
歴史家。文学博士(早稲田大学)。JR東日本大人の休日・ジパング倶楽部趣味の会、NHK文化センター、東京理科大学などで講師を勤める。

安藤優一郎公式サイト

主要著作
『幕末維新 消された歴史』日経文芸文庫、2014年5月
『西郷隆盛伝説の虚実』日本経済新聞出版社、2014年5月
『不屈の人 黒田官兵衛』メディアファクトリー新書、2013年6月
『世田谷代官が見た幕末の江戸~日記が語るもう一つの維新』角川SSC新書、2013年5月
『山本覚馬~知られざる幕末維新の先覚者』PHP文庫、2013年1月
『徳川慶喜と渋沢栄一』日本経済新聞出版社、2012年5月

                                        文責:小堺化学工業㈱ 広報 小堺ひとみ
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by kosakai_blog | 2014-05-30 17:18 | お江戸日本橋伝承会
2014年 第30回「お江戸日本橋伝承会(山田健太氏)」 於:本社 3F会議室

◆開催日時
2014年4月2日(水) 18:30~20:30

◆テーマ
『知ってそうで知らない漆器の世界』
 ー漆器は何故に日本の工芸品になったのか?ー

◆講 師
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂 
      4代目社長 山田健太氏

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◆概 要
宮内庁御用達の漆器山田平安堂は、1919年山田漆器店として日本橋(高島屋の裏手)で創業する。
その後、山田平安堂として社名変更し、1994年3代目社長は、当時の日本橋は金融や問屋街になっており、小売業にはツライ環境であったことや新しいライフスタイルに合った漆の再提案を行うにあたり、新店舗の方が望ましいと渋谷代官山への本店の移転を決意する。
1972年生まれ41歳の山田社長は、この3月20日にコレド室町の新規竣工に合わせ、創業地の日本橋へ「山田平安堂 コレド室町店」をCOREDO室町3の中に直営店としてOPENした。
日本橋に直営店を開店した最後の決断は、「創業地、日本橋に戻る」。
この3月、大きな変化のある日本橋で、若い感覚の「漆器」を根付かせて欲しいものである。


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山田健太氏は、さくら銀行(現 三井住友銀行)で活躍中、先代が他界したために25歳の若さで家業を引き継ぎ、社長へ就任した。
日本人ならば是非知っていて欲しい、41歳の山田社長の漆器に対する思いとは、斜陽産業と呼ばれる漆器業界でなぜ売上を3倍等まで伸ばせたのか?
売上を伸ばせた要因は、商品の多様性、販路の多様性、商売が苦しい時も将来のために投資を続けた等、老舗経営の裏話等も伺った。
若くして社長になったことを運命と思い業界のリーダーとして、業界のために身を粉にして働こうとしている熱意を感じた90分であった。


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また、何よりもその原動力は、漆器を産業レベルで維持したい。
10年後も100年後も、変わらぬモノ作りの出来る職人育成体制を整えたいと。
業界のリーダーとして、若くして社長になったことを運命と思い、業界のために身を粉にして働こうという姿勢だった。

今年は、すでにCOREDO室町への出店と共に、ロンドンでの展示会を開催し海外販売への第一歩を踏み出したエネルギッシュな山田社長の斬新な思いを語って頂いた。

リンク:宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

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by kosakai_blog | 2014-04-30 17:43 | お江戸日本橋伝承会
2014 第29回「お江戸日本橋伝承会(小勝敏克氏)」 於:本社3F 会議室
◆テーマ
『花火の話 昔、今、将来』

◆講 師
㈱丸玉屋代表取締役社長・花火プロデューサー・花火演出家  小勝敏克氏

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◆概 要
小勝氏は、大学卒業後サラリーマンを経て、1978年に株式会社丸玉屋小勝煙火店に入社し、営業部員として海外マーケットを拡大、欧米諸国の同業者やテーマパーク(six flags, Disneyland等)へ1980年代中頃までは売り上げの60%以上日本の花火を輸出してました。
しかし、1985年のプラザ合意で為替が自由化され、一気に円高が進み、競争力が落ち、さらに、中国への花火技術の輸出、及び米国内でより厳しいPL法が施行されることにより、日本の花火輸出は一気に減少し、現在では、日本の花火輸出はほとんどありません。
国内では、1983年の東京デイズニーランド開園から花火ショーの制作や運営業務の一部を担ってます。
その当時の日本の花火業界は、夏の納涼花火大会が殆どで、夏以外の花火大会はほとんどなく、従来の伝統花火からエンターテイメント花火への転換点を迎え、以来、圧倒的な集客力を誇る花火をエンターテイメントとしてビジネスにしようと、1990年にお父様と㈱丸玉屋として独立されました。
自らの仕事に対する情熱を、花火のプロデューサー及び演出家として「花火の昔、今、将来」についてお話をいただく貴重な講演会です。
今でこそ当たり前の点火用システムとして、業界に先駆けてアメリカ製コンピューターを導入されたり、それに携わった数々のご苦労話を伺えると思います。
今や花火大会の主流となった「花火と音楽」「花火と照明」等とのシンクロ演出のパイオニアである小勝氏は、国内では、「東京湾大華火祭」「神奈川新聞花火大会、グランドフィナーレ」他全国各地の花火大会をまた、東京デイズニーシー、横浜八景島シーパラダイス、USJをはじめとする全国のテーマパーク。コンサート、スポーツイベント等の花火や海外では、ニューヨーク、ロンドン、パリ、モントリオール、ソウル、ハノイ、香港等での花火ショーを実施されています。
新たな取り組みとして、2010年には観客参加型花火大会として「グッドデザイン賞」を受賞。
2013年には丸玉屋と関連会社「カムロワークス」で共同で提案した「クールジャパンの芽を磨き上げる59プロジェクト」に選定されました。
小勝氏の理念や2020年の東京オリンピックにかける意気込み等を迫力のある画面を通し語って頂き、参加者は皆、未知なる花火の世界に虜になった90分の講演会となりました。
東京地方は、大雨防風警報の中、屋内では素晴らしい尺玉を無事上げることができました。

皆様の中で、お馴染みの1996年 初代「花火職人になろう」コンピューターゲーム(windows 95版)の監修をされたのも小勝氏です。

2020年東京オリンピックに向け、日本の花火は着実に進化し続ける事でしょう!

リンク:株式会社 丸玉屋

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by kosakai_blog | 2014-03-14 16:39 | お江戸日本橋伝承会
第28回 「お江戸日本橋伝承会」(江戸手妻) 2014.2 
◆開催日時
2014年2月5日(水) 18:30~20:30

◆開催会場
小堺化学工業株式会社 本社 3F 会議室

◆テーマ
『伝統をいかにして生かすか』

◆講 師
江戸奇術師 藤山新太郎氏

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◆概 要
1945年東京生まれの藤山新太郎氏は、江戸手妻の第一人者であり、現在日本奇術協会副会長で芸術祭賞を3度受賞し、国賓、要人の前でも度々手妻を披露している江戸奇術師です。
現在では、舞踊の所作や見立て、古典のしきたりを持った正統的な手妻を継承するのは、藤山新太郎一門の4名のみで活躍されています。
藤山新太郎氏に再度ご登壇いただき、今回は沢山の著書の中で話されている藤山氏がお考えの「伝統をいかにして生かすか」をテーマに講演をしていただきました。

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『伝統をいかにして生かすか』
1)伝統は守るものではなく、生かすもの。
ただ古くても価値はない。人の役に立って初めて伝統が生きる。

2)変えるべきもの。絶対に変えてはいけないもの。
安易に今風にする。また、洋風化することは絶対だめ。不便不合理は欠点ではない。

3)誰も見向きもしないものが宝の山。
汚れて見える原因は何なのか、何がだめか、宝になるまで見詰め続ける。

4)理解者に頼らず、常に外に向けて語る。
いつか分かってくれると思っていても誰も分からない。常に外に出て語り続ける。

5)どうしたら人が求めてくるか。自分の売りは何か。
伝統も買い手がいなければ無いも同じ、自分の何を売るべきなのか。

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※江戸手妻(えどてづま)は、江戸の人々を夢中にした日本の伝統奇術で、国の無形文化財にも指定され、演技・演奏・衣裳が一体となってストーリーを語る、日本独自の素晴らしい芸能です。
その昔、裕福な人々は座敷に贔屓の手妻師を招き、プライベートにその芸を堪能しました。


江戸奇術師ですから話術がお得意なのはもちろんですが、日本の文化を継承されている藤山氏ならではのお考えを伺える貴重なひと時でした。

『特別芸能部門賞受賞』
東京スポーツ新聞社の今年度映画大賞の特別芸能部門賞に藤山氏が選ばれました。
映画大賞は、40年来のお仲間の北野武さんが審査委員長をされていました。
藤山氏は、北野氏の友情に心から感謝している旨をお話になっていらっしゃいました。

また、講演だけではなく、ご好意で江戸手妻の公演も2~3ご披露いただきました。
江戸手妻を初めて目にされた方々も多く、大変盛り上がった講演会となりました。

また、お土産は参加者も手品師になれるお品を用意していただきました。
使い方を披露していただき、帰る頃には参加者がにわか手品師になっていました。

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二次会は、ご近所の「はたの」で・・
藤山新太郎氏と愛弟子の大樹氏を囲み、参加者との交流は話尽きることなく、大変和やかな交流会となりました。
長時間にわたりお疲れさまでした。

リンク:藤山新太郎(東京イリュージョン)
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by kosakai_blog | 2014-02-15 15:05 | お江戸日本橋伝承会
2013年 第27回「お江戸日本橋伝承会(交流会)」 於:銀座IL PONENTINO 
◆テーマ
『特別企画 お江戸日本橋伝承会の年末交流会』
◆会 場
銀座IL PONENTINO  http://www.ilponentino.com/
◆日 時
2013年12月4日(水) 18:30~21:00
◆概 要
2013年締めくくりの「お江戸日本橋伝承会」年末特別企画の交流会は、銀座IL PONENTINOを貸切、南イタリアの美味しいお料理(フルコース着席ディナー)を大いに食べ、玉YU薇(琴・ビオラ・笙・ビブラフォン)によるイタリア映画音楽を楽しみ、今年一年の伝承会を振り返りながら、一年分の交流会となりました。


【タイムスケジュール】
18:00 受付開始(席札とサプライズ抽選札を受け取る)
    ウェルカムドリンクをお楽しみください。
18:30 南イタリア料理開宴(着席のコース料理)
19:30 Serata di musica da film italiani
    (イタリア映画音楽の夕べをメドレーで)
    生演奏:玉YU薇(琴・ビオラ・笙・ビブラフォン)
20:00 サプライズ抽選会(協賛 畔田様)
    IL PONENTINO お食事券 2組
    Disneyland 1 day Passport 1組(2枚)
    Disney 映画チケット(プレーンズ 12/21公開)1組(2枚)
    栄川大吟醸酒 1.8L 3本
    PANAMポーチ 7個
    女性golf手袋 8個
    石川遼 タオル他 セット 1個
    Disney Goods
    以上他空くじ無の大抽選会です!!
21:00 閉宴


リンク銀座 IL PONENTINO  
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by kosakai_blog | 2014-01-31 20:23 | お江戸日本橋伝承会
2013年 第26回「お江戸日本橋伝承会(吉野正二郎氏)」 於:本社 3F会議室
◆テーマ
『鮨と寿司のよもやま話』
◆講 師
吉野鮨本店 四代目 吉野正二郎氏

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◆概 要
明治12(1879)年に創業し、今年で134年の「吉野鮨本店」は、四代目 吉野正二郎氏の次のような言葉から始まりました。
「鮨屋の主は、たしかに株式会社であっても社長ではない。私は単なる鮨屋のおやじです!!」
では、何とお呼びしましょうか?
そして、当日は「親方」に決定。

創業以来、江戸で屋台から始められ、日本橋で店を構えその当時からの鮨屋の立場、歴史、食文化等々伺う事が山のように有りましたが、本当に楽しい【Q and A】を吉野鮨本店の事はさておき、「皆の鮨・寿司に対する素朴な疑問」に答えて答えての90分の講演会でした。
江戸の四大食文化の「鮨・蕎麦・天麩羅・鰻」の一つである吉野鮨特製の「握り鮨」を食べた後、参加者からの「難問・珍問」へ丁寧に答えていただき、いつもとは違う講演会となりました。

【Q and A】(一部抜粋)

Ⅰ鮨に関して
 1)ネタ(種のこと)
  ・握りやすいネタ?・握りにくいネタ?⇒玉子は握りにくい。ご飯を丸めその上にのせるため。
  ・なぜ2貫ずつ出すのか?⇒多く食べて欲しい。握り手が少し休める。昔の鮨は大きく1.5貫を半分に切って出した。二つの姿がすばらしい。等
  ・注文する順番は?⇒決まりは無い。好きなものを。
  ・外国人の人気のネタは?⇒何でも召し上がる。タコ・イカはダメな場合が多い。(聖書にタコは食べてはダメと)嫌いなネタ、まずいのは二度と頼まない。
 2)なぜ上がり?⇒証券会社が縁起を担いだ。上がる前にお茶が出た。
 3)吉野鮨の調味料・お米
  ・使っている塩や米は?⇒米は、米屋の米。(欠けてるお米が一番困る)塩や醤油も同様。プロを信じる。
  ・シャリは?⇒ガス釜で固めに(鮨の握り方は、おにぎりと一緒。握って空気を出す。
 4)食べ方
  ・やって欲しくない食べ方は?⇒ネタをはがして醤油を付ける食べ方。せっかくご飯を握りネタとつけているのに・・
 5)女性の握り手はダメなのか?⇒女性は握っても良い。昔は髪を結うのにビンツケを使ったのでその匂いが名残では?手が熱ければ手酢で冷ませる。

等々沢山の質問にどんどん答えていただきました。

お店のカウンターで、お寿司をいただきながら、運がよければお隣へ座ってくださり、次から次へと四代目から伺える薀蓄は、目からウロコの事がだらけです。
大好きな四代目がお考えの鮨屋とは「海釣りはしない。包丁供養はしても、魚供養はしない。つまり、鮨屋は魚を殺生はしない。魚を漁師が絞めて、その品物を生かすのが鮨屋であり、これが供養となる。」

伺う内容の一つ一つを是非次の世代へ伝承して欲しいという今回の企画でした。

今回の講演会では、まず「鮨と寿司」について大いに語ってもらい、それからは参加者から事前に伺っている沢山の素朴な疑問から奥の深い質問まで丁寧に回答をしていただき、時間はまだまだ足りないほど参加型講演会は時の経つのも忘れるほど、笑いと疑問を納得した満足感の中で終了となりました。
どんな難題にも四代目から回答していただき、また一段と江戸の鮨屋が身近に感じた瞬間でした。

親方有意義な講演をありがとうございました。

◆本日のお弁当

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◆吉野さんを囲んでの記念写真

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◆二次会は、人形町「はたの」にて
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by kosakai_blog | 2013-11-27 17:56 | お江戸日本橋伝承会
2013年 第25回「お江戸日本橋伝承会(辻村寿三郎氏)」 於:本社 3F会議室
◆テーマ
『人形振りと寿三郎平家物語を語る』
◆講 師
人形師 辻村寿三郎氏

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◆概 要
人形師、着物デザイン、舞台、映画等の衣裳デザイン、演出、脚本、アートディレクター等多岐に渡り大活躍されている辻村寿三郎氏を講師に迎え、誰も知らない平家物語の裏側を大いに語っていただき、お話の合間には、ココシャネルの衣装をまとった「ジョジョちゃん」の舞を、お付の川崎氏のシャンソンに合わせて寿三郎氏が3曲も舞ってくださいました。

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「平家物語」とは・・
時は平安時代後半。朝廷において院政を敷いた白河法皇の権威は増すばかりだった。そんな折、中宮賢子に先立たれた悲嘆にくれた日々。そんな白河法皇がやっと愛することができた祇園女御(名目上は平清盛の父は平中盛。母は祇園女御)は・・・・・
「夜泣きすと ただもりたてよ 末の代に  清く盛ふる こともこそあれ」  その名も平清盛は、この白河院の御歌から名付けられた。

さて、話は清盛へといくのか寿三郎氏は、参加者の反応を見ながら、今まで語られていなかった平家物語の裏側を語られ、一同寿三郎ワールドへと引き込まれた85分の講演会でした。

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80歳の寿三郎氏の魂が込められたお人形も必見です。
語りと人形振りとなんとも贅沢なひと時を皆さんと楽しんだ講演会となりました。

リンク:辻村寿三郎

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二次会は、人形町の「はたの」で人形振りや平家物語・・と大いに語り合いました。

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by kosakai_blog | 2013-10-15 14:44 | お江戸日本橋伝承会
2013年 第24回「お江戸日本橋伝承会(にんべん)」 於:本社 3F会議室
◆開催日時
2013年9月4日(水)18:30~20:30
◆テーマ
『江戸名物は火事・喧嘩・伊勢屋・稲荷に犬の糞』
◆講 師
株式会社にんべん 取締役総務部長 高津龍太郎氏
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◆概 要:
元禄12(1699)年に創業し、今年で314年の「にんべん」は、東京・日本橋が原点である。
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日本の誇りである「鰹節(発酵食品)」を後世に伝え、世界の人々に「だしの美味しさ」を知って欲しいと日本橋・室町のコレド室町ビルに新店舗を構え、「一汁一飯」がコンセプトの「日本橋だし場」は、本物のだしの美味しさが味わえるイートインスペースとして話題となっています。
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タイトルからはどんなお話になるかと思っていた通り、本当に楽しい楽しい講演会となりました。
更に「江戸庶民とかつお」のお話、かつおのぬいぐるみまで登場してのわかりやすいお話、まだまだ時間が足りないあっという間の1時間でした。


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「にんべん」の社歴と産地別鰹節、削り節の種類、鰹節の削り方、だしのとり方、新商品あれこれ等「にんべん」をまるごと語っていただきました。

もちろん、削り節の体験をさせて頂き、削りたての美味しさを体(味覚・触覚・嗅覚・視覚)で味わうことができました。







さらには、日本橋室町地区再開発により、現在改築中の新社屋が平成26年3月オープン予定ですので、そのお話も交えての盛りだくさんの一時間本当にありがとうございました!!

リンク:にんべん㈱

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by kosakai_blog | 2013-09-30 20:28 | お江戸日本橋伝承会



コラムや社内行事の模様をお伝えします。
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