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食のこぼれ話 その24 三重県  《房総のヒジキと伊勢のヒジキの違い》
干したヒジキには、煮干しヒジキと素干しヒジキがある。
煮干しヒジキは、ヒジキの小枝のような部分を使う芽ヒジキお茎の部分を使う長ヒジキがある。
伊勢地方では、素干しのヒジキを水で戻した後に煮干しする。
房総式は生のヒジキを直ぐに煮干しする。

                                                        文責:成瀬宇平
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by kosakai_blog | 2012-11-22 16:45 | 食のこぼれ話
食のこぼれ話 その23 岐阜県  《朴葉(ほうば)味噌》
モクレン科の落葉高木の朴の木の葉は、幅が広く長楕円形で柔軟な葉なので、食べ物を包みやすく、「朴葉飯」「朴葉すし」「朴葉餅」に使われる。
「朴葉味噌」は、朴の枯葉の上に厚めに味噌を塗りつけ、おろしショウガ・刻みネギ・シイタケ・ミョウガを混ぜて炭火で焼いて、香りを楽しみながら食べる。

                                                         文責:成瀬宇平
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by kosakai_blog | 2012-11-22 16:41 | 食のこぼれ話
食のサロン その31 《江戸前蕎麦の話 ⑪》
「蕎麦うまし千里いとわず来し我に」と言う句がある。
この句が名句なのかどうかは分からないが蕎麦好きならば共感出来る物がある。
どこそこの蕎麦を目当てに遥々出かけて行く。
たどりついてありついたその蕎麦が噂どおりであれば幸せな気持ちになる。
千里とは言わないまでもそんな経験がある人も多いのではないだろうか。
この句は料亭「なだ万」を実家に持つ俳人楠本憲吉の句である。
以前聞いた話であるが山形の蕎麦組合の連中が東京旅行に出かけた。
浅草見物をしたついでに並木藪で蕎麦を食べ自分たちの蕎麦への取り組みを考えさせられ山形の蕎麦の向上を図ったと言うのである。
現在山形の蕎麦は総じてレベルが高く東京等からわざわざ蕎麦を食べに出かける人も少なくない。
全国に蕎麦を食べに出かけてみる価値のある蕎麦処がある。
また風情を持った歴史のある店も多くある。
北海道釧路の竹老園東屋総本店を訪ねた時は東京から遠く離れた北の地に味、風格共に立派な蕎麦屋がある事に驚かされた物である。
盛岡の直利庵では秋の鮎蕎麦、冬の鱈子天蕎麦も捨てがたいがやはり盛岡名物の椀子蕎麦に挑戦したい。
山形萬盛庵では紅花蕎麦、ナメコ蕎麦、むき蕎麦も味わいたい。
各地の蕎麦店を訪ねると地方の特産品を使った名物蕎麦や独自の特徴ある蕎麦で売っている店も多い。
東京でオリジナルの蕎麦を提供する店と言うと銀座よし田のコロッケ蕎麦がある。
銀座よし田は明治18年創業、浜町よし田の伝統を引き継ぐ名店である。
コロッケ蕎麦のコロッケはパン粉や衣をまとわずミンチにした鶏肉と山芋、卵を使用したつくねに近い物である。
このコロッケ蕎麦を目当てによし田を訪れる常連は少なくない。
ある時たまたま銀座よし田の支店を見つけて入ったことがある。
メニューも見ずにコロッケ蕎麦を頼んだところ店員の女性が無いと言う。
残念売り切れかと思うとメニュー自体に無いと言われた。
話を聞くと当初は置いていたのだが殆ど注文が無くメニューから外す事になったと言う。
本店の名物も処変わればと驚いた物であるが経営が違うのか等定かな処は分からない。
蕎麦好きの人の中には太打ちの食べごたえのある蕎麦やこしの強い物を好む人もいる。
台東区竜泉の角萬では来店客の八割方が「ひやだい」と注文をする。
メニューにはそんな品書きは無いが冷やし肉南蛮の大盛りが丼で運ばれてくる。
太打ちの味わいのある蕎麦とボリュームで常に客で込みあう人気店である。
太打ちの蕎麦では江戸川区の矢打もいつも行列の出来る店として地元の支持を受けている。
鶯谷駅並びの公望荘は錆刀御手打ち御免を看板に、こしのある蕎麦を売り物にしている。
信濃路は(信濃では)月と仏とおらが蕎麦、そんな句があり一茶の句と言われて旅情を誘う。
後の誰かが一茶の句として信州名物をあてはめたと言う説もある。
確かに信濃路の風景や名物をうまく言い当てているが風刺のきいた一茶の句とは言い難いようにも思える。ともあれ、おらが蕎麦を探して食べ歩き自分好みの蕎麦店を見つける。
それも風流と思うのは食いしん坊ゆえであろうか。

                                                       文責:青木知廣
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by kosakai_blog | 2012-11-20 17:31 | 食のサロン
2012年 第17回「お江戸日本橋伝承会」 於:神田の家
◆開催日時
2012年11月 7日(水)  19:00~21:00
2012年11月10日(水)  17:00~19:00
◆テーマ
『江戸手妻@神田の家』◆会 場
千代田区指定有形文化財「神田の家」
◆講 師
マジッシャン 藤山新太郎氏

a0135894_17225128.jpg◆講演概要
特別企画の「江戸手妻をお座敷で体験しましょう!」では、古き時代から伝わる古典芸能の「江戸手妻」の世界を「神田の家」に会場を変えての講演会を開催しました。
1945年東京生まれの藤山新太郎氏は、江戸手妻の第一人者であり、現在日本奇術協会副会長で芸術祭賞を3度受賞し、国賓、要人の前でも度々手妻を披露しているマジシャンです。
現在では、舞踊の所作や見立て、古典のしきたりを持った正統的な手妻を継承するのは、藤山新太郎一門の4名のみで活躍されています。
a0135894_17292772.jpg江戸手妻(えどてづま)は、江戸の人々を夢中にした日本の伝統奇術で、国の無形文化財にも指定され、演技・演奏・衣裳が一体となってストーリーを語る、日本独自の素晴らしい芸能です。
その昔、裕福な人々は座敷に贔屓の手妻師を招き、プライベートにその芸を堪能したものです。
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a0135894_1733167.jpg江戸の伝統を今に伝える千代田区指定有形文化財「神田の家」の贅をつくした空間で、息遣いが伝わる距離で手妻を愉しむ贅沢を藤山新太郎さんとその一門が伝える、幻想的な江戸の美を間近で体験した素晴らしい講演会でした。
手妻の合間の巧みな話術に参加者は魅了され、秋の夜長を古典芸能で良き仲間たちと過ごしたあっという間の2時間の講演会でした。

a0135894_17391166.jpg 神田の家(かんだのいえ)は、東京都千代田区外神田二丁目十六番地、神田明神の隣にある千代田区指定有形文化財で、江戸築城の時代から神田で材木商を営んできた遠藤家の店舗兼住宅だった建物です。
神田明神の隣に、材木商ならではの銘木・良材を惜しみなく使った貴重な築82年の木造建築ですが、昨年の震災にもびくともせず、狂いもなく頑丈な丁寧な仕上げに驚かされました。

また、神田の家を案内していただき、季節に合わせて替えられる建具なども合わせて、江戸の職人の技、洗練された美意識「粋」が感じられる貴重な建物でした。

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リンク:藤山新太郎氏(東京イリュージョン)


リンク:神田の家
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by kosakai_blog | 2012-11-12 17:59 | お江戸日本橋伝承会



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