<   2014年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧
食のサロン その51 《江戸前鰻の話⑦ 歴史の町には鰻店?》
全国の鰻の産地や消費地では、鰻に関してのイベントを行う所も少なく無い。
中仙道の宿場町浦和では毎年鰻祭りを行っており、それを目当ての観光客もある。
初夏の風物詩として毎年5月に市役所で開催され、市内の各鰻店が提供する鰻弁当を求める客で賑わう。
鰻サミットも開催され、静岡県浜松市や岐阜県多治見市等、鰻ゆかりの町が参加するようである。
鰻の老舗も多く、「山崎屋」「満寿家」等立派な構えの鰻店がある。
埼玉県は海が無く元々沼や川が多い地域であり、川魚料理が発展したものと考えられる。
長野県岡谷市は、寒の土用丑の日に鰻を食べようと登録し、町おこしを行っている。
鰻は脂を蓄えた冬が美味しいと言う説もあり、夏のイメージのある鰻を冬にも食べようと言う考えだろうか。
元々岡谷は諏訪湖や天竜川の鰻を名物として、市内には鰻店が多い。
天竜川に「やな」を仕掛けて、鰻を捕まえ料理を出したのが始まりとされる「観光荘」は、いつも客で賑わっている。
ちなみに店名の由来は、観光旅行等の観光ではなく以前天竜川沿いには蛍が多くこの蛍の光を見物する意味での「観光荘で」あったとの事である。
以外に知られていないが仙台、松島も鰻店が多くあり鰻はよく食べられている。
松島にある伊達家の菩提寺でもある瑞巌寺境内には、立派な鰻塚があり鰻好きとしては立ち寄って供養したい所である。
アヤメ祭りの季節に水郷として知られる潮来や佐原を訪ねた時に鰻に関する資料展が開催されていて見学した事がある。
佐原には「長谷川」「山田屋」等有名な鰻店がありアヤメ見物の客で賑わっている。
ところで夏の土用丑の日に鰻を食べる習慣は江戸時代に平賀源内が鰻店から頼まれて考えたキャッチフレーズから始まったと言う説がある。
平賀源内の旧居あとは浅草の橋場にあり今は小さな碑が立つのみであるが偶然か道沿い近くに「筑波屋」と言う鰻店がある。
土用丑の日の鰻は今や夏の風物詩、一大イベントとして定着している。
暑い夏を乗り切るスタミナ食として栄養豊富な鰻を食べる事は理にかなっているのかもしれない。
ちなみに俳句における季語での鰻はやはり夏となっている。
東京に限らず、歴史のある町には良い鰻屋が有る事が多い。
水戸の「中川楼」・川越の「小川菊」「いちのや」・会津若松の「えびや」・三島の「桜屋」名前を上げれば切がないが、その土地の歴史文化と少なからずかかわりがあるように思えてならない。
鰻登り、鰻の寝床、山の芋変じて鰻となる等、鰻にまつわることわざも多い。
庶民にとって鰻は身近な物だったろうと想像がつく。
昔はよく鰻と梅干は食べ合わせが悪く、同時に食べると命に係わるとされていた。
食べ物の陰陽説に起因する等諸説はあるが、科学的根拠は無いようである。
著名な医者がテレビに出演し、実際に鰻重と梅干を食べて見せて問題が無い事を実証して見せた事もある。
そんな俗説が最近まで信じられていたのも、ほかならぬ鰻ならではと面白い。
人形町にある鰻店「梅田」では、鰻に練り梅で食す梅田丼が人気であるが、そんな俗説を逆手に取ったオリジナル鰻丼である。
昨今の暑い夏には、鰻重と香の物に奈良漬と共に小梅をそえるのも熱中症対策として良いような気もするが、さすがにそれをする店は無いようである。

                                      文責:小堺化学工業㈱ 営業部長 青木知廣
[PR]
by kosakai_blog | 2014-06-24 11:09 | 食のサロン
食のこぼれ話 その60 《「もち麦」とはどんな食材?》   2014.7
行きつけの調剤薬局で「もち麦健康生活」というパンフレットを見つけた。
内容は、水溶性100gの麦に含まれる食物繊維が普通の麦(うるち麦)の9.6gに対し、うるち麦は12.4gも含んでいるという情報である。
米のご飯を炊くときに混ぜると食感がよくなり、食物繊維の量も増えるので、米だけのご飯よりも食物繊維が多く摂取できるとアピールしている。
もちもちとした食感は、大麦のデンプンとしてアミロペクチンが多いからもちもちの食感がでるという説明である。
食物繊維を多く含むから、米だけよりエネルギーが小さく、メタボ予防によいとも紹介されている。
米屋さんで取り扱っているので興味があれば、お試しあれ!

                                           文責:小堺化学工業㈱顧問 成瀬宇平
[PR]
by kosakai_blog | 2014-06-23 17:15 | 食のこぼれ話
2014年 第31回「お江戸日本橋伝承会(野崎洋光氏)」 於:本社3F 会議室
◆開催日時
2014年6月11日(水) 18:30~20:30

◆テーマ
『江戸は何故、醤油文化なのか』

◆講 師
分とく山 総料理長 野崎洋光氏

◆概 要
野崎洋光氏は、福島県出身で武蔵野栄養専門学校を卒業後、東京グランドホテルを経て八芳園、1980年西麻布の「とく山」の料理長に就任。
1989年西麻布に日本料理店「分とく山」を開店し、総料理長となる。
2004年、「分とく山」が南麻布に移転。
現在は、西麻布「とく山」・南麻布「分とく山」本店・ホテルインターコンチネンタル東京ベイ・伊勢丹新宿店の4店舗の総料理長として活躍中。
2004年のアテネオリンピックでは、長嶋茂雄監督の依頼により野球日本チームの総料理長を務めた。

a0135894_15552953.jpg


「和食、日本料理の成り立ちはいつの頃からか。」

a0135894_15564264.jpg

昨年12月5日ユネスコ文化遺産として登録されました。
今、日本からクールジャパンとして海外に日本文化を広めようとしていますが、日本人が日本をどれだけ知っているでしょうか。
知っているつもりの姿はとても滑稽です。
酢飯に生の刺身をのせ醤油で食べるのは寿司です。
これが日本文化なのでしょうか。
この中に心がある事を知っているのでしょうか。
器を持ち箸で食べる意味は、ナイフ・フォーク・スプーンで食べる外来の食文化との違いは何か。
そのことに疑問を感じない日本人は、いったいどこの民族なのでしょうか。
世界一進んだ食文化が江戸にあった事を知っていますか。
食に京都1000年の歴史が無いことを知っていますか。
日本の食文化について皆様と考えていけたらと思います。

a0135894_1558821.jpg


本日の「分とく山」特製弁当は・・

a0135894_15592444.jpg


今日の野崎氏を囲んでの記念写真は・・

a0135894_161072.jpg


a0135894_1615644.jpg


二次会の交流会は、残念ながら野崎氏はお仕事で「分とく山」へ・・
「月の桂」の増田徳兵衛氏を囲んで


                                     文責:小堺化学工業㈱ 広報担当 小堺ひとみ
[PR]
by kosakai_blog | 2014-06-16 15:31 | お江戸日本橋伝承会



コラムや社内行事の模様をお伝えします。
by kosakai_blog
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
カテゴリ
全体
添加物歳時記
調味料のいろは
今月の酒の肴
食のサロン
お江戸日本橋伝承会
社長の呟き
室長の囁き
イベント
社会奉仕
有資格者
アスリート
コーヒーブレイク
MNC(みんなのネットワーク)
ABOの会
その他
伝習会・交流会
食のこぼれ話
知識のとびら
以前の記事
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 04月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2007年 11月
2007年 09月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2005年 10月
2005年 03月
2004年 02月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
Copyright (C) KOSAKAI CHEMICAL INDUSTRY. All rights reserved.